2017年6月27日 (火)

非心臓手術患者における術後心筋傷害と凝固異常の関連

Gorka J, Polok K, Iwaniec T, Gorka K, Wludarczyk A, Fronczek J, Devereaux PJ, Eikelboom JW, Musial J, Szczeklik W: Altered preoperative coagulation and fibrinolysis are associated with myocardial injury after non-cardiac surgery. Br J Anaesth 2017; 118: 713-719

2017年6月26日 (月)

ICUにおける死亡症例の原因およびその特徴

Orban JC, Walrave Y, Mongardon N, et al.: Causes and Characteristics of Death in Intensive Care Units: A Prospective Multicenter Study. Anesthesiology 2017; 126: 882-889

2012年にフランスの129施設で行った観察研究で、ICUにおける死亡をanticipatedとunexpectedに分けてそれぞれの特徴を解析しています。検討期間中のICU死亡は698症例、死亡率としては20%と述べられています。該当症例の68%がanticipated deathで、多くは治療のwithholdまたはwithdrawが行われています。一方、unexpected deathの発生中央値はICU入室1日目であり、cardiovascularまたはrenal causeが多かったと述べられています。障害臓器数はanticipated death群で多く、臓器supportはunexpected death群で多いと述べられています。

2017年6月23日 (金)

心臓外科手術後患者におけるのlevosimendanの効果

Landoni G, Lomivorotov VV, Alvaro G, Lobreglio R, Pisano A, Guarracino F, Calabro MG, Grigoryev EV, Likhvantsev VV, Salgado-Filho MF, Bianchi A, Pasyuga VV, Baiocchi M, Pappalardo F, Monaco F, Boboshko VA, Abubakirov MN, Amantea B, Lembo R, Brazzi L, Verniero L, Bertini P, Scandroglio AM, Bove T, Belletti A, Michienzi MG, Shukevich DL, Zabelina TS, Bellomo R, Zangrillo A: Levosimendan for Hemodynamic Support after Cardiac Surgery. N Engl J Med 2017; 376: 2021-2031

levosimendanは心筋のCaに対する感受性を向上させる作用を有しており、過去に行われた研究では心不全患者の予後を改善することが示されています。本研究は イタリア、ロシアおよびブラジルで行われたRCTで、levosimendanが心臓外科手術後で心機能低下を呈する患者の30日死亡率を改善させるかどうかを検討しています。解析では結果としてlevosimendan投与による30日死亡率の改善は認められず、500症例を組み入れた時点での中間解析の結果、trialは中止となっています。

2017年6月22日 (木)

ICUにおける平衡塩類溶液と生理食塩水の比較(SALT trial)

Semler MW, Wanderer JP, Ehrenfeld JM, Stollings JL, Self WH, Siew ED, Wang L, Byrne DW, Shaw AD, Bernard GR, Rice TW: Balanced Crystalloids versus Saline in the Intensive Care Unit. The SALT Randomized Trial. Am J Respir Crit Care Med 2017; 195: 1362-1372

米国で行われたRCTで、ICU患者約1000症例を対象として生食と乳酸リンゲル、Plasmalyte A、いわゆる平衡塩類溶液でAKI発生頻度、死亡率などを比較した報告です。randomizationには4ヶ月の研究期間のうち2ヶ月を生食投与期間、残り2ヶ月を平衡塩類溶液とする方法が用いられています。Cl濃度には1mEq/l程度の有意差が認められていますが、主要評価項目に関しての有意差はなく、晶質液の種類による腎機能への影響は否定的な結果となっています。一方、輸液量が増加するにつれて生食群で合併症が増加する傾向が認められており、投与量にも考慮が必要と考察されています。

2017年6月20日 (火)

予防的なFFP投与は赤血球輸血の必要性を減らさない

Warner MA, Chandran A, Jenkins G, Kor DJ: Prophylactic Plasma Transfusion Is Not Associated With Decreased Red Blood Cell Requirements in Critically Ill Patients. Anesth Analg 2017; 124: 1636-1643

米国の研究者がまとめたretrospective studyで、2009年から2013年にMayo ClinicのICUに入室した約2万7千症例を対象として延長したPT-INRの補正を目的とした予防的FFP投与が赤血球輸血および入院期間に及ぼす影響を検討しています。対象症例の9%でFFPが投与され、そのうち45%が予防的投与と見なされています。経口スコアマッチした各群978症例を対象として検討した結果、予防的FFP投与を受けた患者ではその後24時間以内の赤血球輸血が増加し、hospital free daysが短縮することが示されています。検査上の凝固異常に対するFFP投与はより保守的であるべきと考察されています。

2017年6月19日 (月)

米国の心臓手術患者における虚血性視神経障害

Rubin DS, Matsumoto MM, Moss HE, Joslin CE, Tung A, Roth S: Ischemic Optic Neuropathy in Cardiac Surgery: Incidence and Risk Factors in the United States from the National Inpatient Sample 1998 to 2013. Anesthesiology 2017; 126: 810-821

虚血性視神経障害(ION)はanteriorとposteriorに分けられ、前者は心臓外科術後、後者は脊椎手術術後に多いとされています。本研究では米国の大規模databaseを用いて心臓外科術後のanterior IONの発生頻度およびリスク因子を解析しています。15年間に心臓手術を受けた成人症例約556万症例を対象と指定解析した結果、1万件あたりの発生頻度は1.43例であり、PCI施行患者に対して7倍の発生頻度であることが示されています。頸動脈狭窄、脳梗塞、術前の眼疾患がリスクを増加させる因子であることが示されています。

2017年6月16日 (金)

急性心不全患者に対するNa利尿peptide投与が死亡率に及ぼす影響

Packer M, O'Connor C, McMurray JJV, Wittes J, Abraham WT, Anker SD, Dickstein K, Filippatos G, Holcomb R, Krum H, Maggioni AP, Mebazaa A, Peacock WF, Petrie MC, Ponikowski P, Ruschitzka F, van Veldhuisen DJ, Kowarski LS, Schactman M, Holzmeister J: Effect of Ularitide on Cardiovascular Mortality in Acute Heart Failure. N Engl J Med 2017; 376: 1956-1964

世界的規模で行われたRCTで、心不全の急性期に投与したulratide(おそらくhANPのこと?)の効果を検証しています。primary endpointとしては投与後ほぼ1年間の循環系病態による死亡と投与開始48時間での臨床的改善度が用いられています。約2年間の研究期間に2千100症例ほどが組み込まれましたが、結果としていずれのendpointにも有意差は認められず、ulratide投与による改善は認められませんでした。

2017年6月15日 (木)

急性呼吸不全患者におけるHFNCの生理学的効果

Mauri T, Turrini C, Eronia N, Grasselli G, Volta CA, Bellani G, Pesenti A: Physiologic Effects of High-Flow Nasal Cannula in Acute Hypoxemic Respiratory Failure. Am J Respir Crit Care Med 2017; 195: 1207-1215

イタリアの研究者がまとめたobservational studyで、HFNCが呼吸メカニクスに及ぼす影響を検証するため、急性呼吸不全患者15症例を対象として検討しています。40l/minのHFNCは12ml/minのface maskと比較して、食道内圧で評価した呼吸仕事量が減少することが示されており、これには低酸素の改善による呼吸数の減少と死腔の減少による換気効率の改善に由来すると考察されています。またEITで評価した換気の不均等が改善されており、酸素化改善およびatelectrauma減少による肺障害の軽減が期待できると考察されています。

2017年6月13日 (火)

中間時間作用型非脱分極性神経筋遮断薬使用が短期および長期予後に及ぼす影響

Bronsert MR, Henderson WG, Monk TG, Richman JS, Nguyen JD, Sum-Ping JT, Mangione MP, Higley B, Hammermeister KE: Intermediate-Acting Nondepolarizing Neuromuscular Blocking Agents and Risk of Postoperative 30-Day Morbidity and Mortality, and Long-term Survival. Anesth Analg 2017; 124: 1476-1483

米国の5施設で行われた非心臓手術約1万2千症例を対象として、非脱分極性神経筋遮断薬投与の有無、拮抗の有無が術後呼吸器合併症、死亡率に及ぼす影響を後方視的に検討した報告です。解析には多変量logistic解析と傾向スコアマッチングの両方が用いられています。非脱分極性神経筋遮断薬投与と呼吸器合併症のリスクについては多変量logistic解析のみ有意差を示しています。一方、拮抗しないことによる呼吸器合併症のリスクは多変量logistic解析、傾向スコアマッチングいずれでも有意差が認められており、より関連が深いものと推察されます。非脱分極性神経筋遮断薬を投与した場合は、standard practiceとして拮抗するべき、と結論しています。

2017年6月12日 (月)

心臓外科患者における術前statin服用と術後呼吸および神経系合併症の関連

Komatsu R, Yilmaz HO, You J, Bashour CA, Rajan S, Soltesz EG, Sessler DI, Turan A: Lack of Association between Preoperative Statin Use and Respiratory and Neurologic Complications after Cardiac Surgery. Anesthesiology 2017; 126: 799-809

米国の研究者がまとめたretrospective studyで、2005年から2013年にCleveland Clinicで行われた心臓外科手術患者1万4千症例を対象としてstatin服用と術後肺炎、24時間以上の人工呼吸の関連を評価しています。傾向scoreがmatchした約6400症例を対象として検討した結果、術後肺炎および人工呼吸期間延長の発生頻度はそれぞれ1.5%、12%で、statin服用によるリスクの減少は認められませんでした。

2017年6月 6日 (火)

肥満患者の腹腔鏡手術における筋弛緩の程度が手術手技および術後呼吸機能に及ぼす影響

Baete S, Vercruysse G, Vander Laenen M, De Vooght P, Van Melkebeek J, Dylst D, Beran M, Van Zundert J, Heylen R, Boer W, Van Boxstael S, Fret T, Verhelst H, De Deyne C, Jans F, Vanelderen P: The Effect of Deep Versus Moderate Neuromuscular Block on Surgical Conditions and Postoperative Respiratory Function in Bariatric Laparoscopic Surgery: A Randomized, Double Blind Clinical Trial. Anesth Analg 2017; 124: 1469-1475

ベルギーの研究者が行ったRCTで、腹腔鏡下肥満手術を受ける患者60症例を対象として、術中の筋弛緩の程度が外科医による主観的な術野の評価および術後呼吸機能に及ぼす影響について比較しています。結果としていずれの評価項目においても筋弛緩の程度による差は認められず、深い筋弛緩による術野の改善は示されませんでした。深い筋弛緩群ではsugammadex、中程度の筋弛緩群ではneostigmineによる拮抗が行われていますが、回復に要した時間に関しての記載はありません。

2017年6月 5日 (月)

心臓外科患者における遠隔preconditioningが長期間の腎機能におよぼす影響

Zarbock A, Kellum JA, Van Aken H, Schmidt C, Kullmar M, Rosenberger P, Martens S, Gorlich D, Meersch M: Long-term Effects of Remote Ischemic Preconditioning on Kidney Function in High-risk Cardiac Surgery Patients: Follow-up Results from the RenalRIP Trial. Anesthesiology 2017; 126: 787-798

2015年にJAMAに掲載されたRenalRIP trialのfollow up studyで、既報では心臓外科症例における遠隔preconditioningが腎機能に及ぼす効果を30日まで観察したのに対して、今回の報告では90日までの死亡、血液透析、sCr 50%以上増加で定義される慢性腎障害のリスクを比較しています。死亡率には差がありませんでしたが、その他の指標に関しては10%程度の絶対リスク低下が認められており、遠隔preconditioningは腎保護に有用と結論されています。また、TIMP-2、IGFBP7などのバイオマーカーが遠隔期の腎障害発生予測に有用であることも示されています。

2017年6月 2日 (金)

心停止患者におけるBystander CPRの有無が1年後の予後に及ぼす影響

Kragholm K, Wissenberg M, Mortensen RN, Hansen SM, Malta Hansen C, Thorsteinsson K, Rajan S, Lippert F, Folke F, Gislason G, Kober L, Fonager K, Jensen SE, Gerds TA, Torp-Pedersen C, Rasmussen BS: Bystander Efforts and 1-Year Outcomes in Out-of-Hospital Cardiac Arrest. N Engl J Med 2017; 376: 1737-1747

デンマークにおけるCPR databaseを用いたretrospective studyで、2001年から2012年までの院外心停止蘇生患者のうち30日以上生存した症例を対象として、1年後の神経学的予後とbystander CPR、bystanderによる除細動の有無の関連を検討しています。院外心停止患者約3万5千症例のうち、30日生存が可能であった2855症例を対象として検討した結果、ほぼ10%が1年以内に死亡、10%で後遺症が残ったと記載されています。生存率、bystander CPR施行率ともに経時的に増加する傾向が示されています。bystander CPRまたはbystanderによる除細動は死亡または後遺症残存リスクを有意に低下させる独立因子の一つであることが示されています。

2017年6月 1日 (木)

心停止蘇生後患者における低一回換気量は神経学的予後を改善する

Beitler JR, Ghafouri TB, Jinadasa SP, Mueller A, Hsu L, Anderson RJ, Joshua J, Tyagi S, Malhotra A, Sell RE, Talmor D: Favorable Neurocognitive Outcome with Low Tidal Volume Ventilation after Cardiac Arrest. Am J Respir Crit Care Med 2017; 195: 1198-1206

米国の2施設で行われたretrospective studyで、院外心停止蘇生患者における蘇生後48時間の一回換気量と神経学的予後および人工呼吸器非装着期間の関連を検討しています。傾向score分析を用いて一回換気量8ml/kg以上と未満の症例97例ずつを比較した結果、一回換気量8ml/kg未満と良好な神経学的予後および人工呼吸器非装着期間短縮の間に関連が認められています。なお、低一回換気量群と高一回換気量群の間にPaO2、PaCO2の差はなかったと述べられています。

2017年5月30日 (火)

脊椎手術患者における脳組織、筋組織酸素飽和度と術後アウトカムの関連

Meng L, Xiao J, Gudelunas K, Yu Z, Zhong Z, Hu X: Association of intraoperative cerebral and muscular tissue oxygen saturation with postoperative complications and length of hospital stay after major spine surgery: an observational study. Br J Anaesth 2017; 118: 551-562

米国の研究者がまとめたobservational studyで、脊椎手術患者100症例を対象として、術中の脳組織酸素飽和度(SctO2)と筋組織酸素飽和度(SmtO2)が合併症発生および入院期間に及ぼす影響を検討しています。SctO2およびSmtO2測定にはFORESITEが用いられています。結果としてSctO2と合併症発生および入院期間には関連が認められませんでしたが、SmtO2とアウトカムの間には関連があり、患者因子にSmtO2を加えることで予後予測の精度が向上することが示されています。SmtO2が高い症例で合併症が増加していますが、この理由は不明であると考察されています。

2017年5月26日 (金)

基本的な周術期経食道心エコー施行に関する評価法

Bick JS, Wanderer JP, Myler CS, Shaw AD, McEvoy MD: Standard Setting for Clinical Performance of Basic Perioperative Transesophageal Echocardiography: Moving beyond the Written Test. Anesthesiology 2017; 126: 718-728

米国の研究者がまとめたprospective studyで、basic TEEの資格取得の試験問題として受験者が実症例に施行した際のTEEの評価と専門医が行うclinical TEE findingとの一致を用いることができるかどうか、を検討しています。結果として資格試験として求められる一致率よりも実際の一致率の方が高く、上記の一致率を評価として用いることは妥当であると結論されています。特にAS, AR, MR, 大動脈解離および全周性心嚢液貯留の一致率が高く、PS, PRは一致率が低いと報告されています。

非心臓手術患者における術後高感度troponin濃度上昇と心筋傷害、死亡率の関連

Devereaux PJ, Biccard BM, Sigamani A, et al.: Association of Postoperative High-Sensitivity Troponin Levels With Myocardial Injury and 30-Day Mortality Among Patients Undergoing Noncardiac Surgery. Jama 2017; 317: 1642-1651

非心臓手術患者周術期の心筋傷害(MINS)に関して調査したVISION studyの後半にenrollした症例に関する解析で、前半については2012年のJAMAに報告されています。本解析では約2万1千症例を対象として、周術期高感度troponin T (hsTnT)濃度上昇と30日死亡率の関連を検討しています。対象患者の約18%でhsTnT濃度上昇が認められています。またhsTnT濃度の増加は30日死亡の独立したリスク因子であり、MINSなし、虚血症状のないMINS、虚血症状を示したMINSでは30日死亡率がそれぞれ、0.6%、2.9%、8.6%であることが示されています。

2017年5月25日 (木)

造影剤腎症予防としての重炭酸ナトリウムと生理食塩水の比較(HYDRAREA study)

Valette X, Desmeulles I, Savary B, Masson R, Seguin A, Sauneuf B, Brunet J, Verrier P, Pottier V, Orabona M, Samba D, Viquesnel G, Lermuzeaux M, Hazera P, Dutheil JJ, Hanouz JL, Parienti JJ, du Cheyron D: Sodium Bicarbonate Versus Sodium Chloride for Preventing Contrast-Associated Acute Kidney Injury in Critically Ill Patients: A Randomized Controlled Trial. Crit Care Med 2017; 45: 637-644

フランスの3施設で行われたRCTで、ICU患者における造影剤腎症の予防手段として生理食塩水と1.4%重炭酸ナトリウムによる輸液を比較した報告です。307症例を対象として検討した結果、1.4%重炭酸ナトリウム投与群では尿のアルカリ化は達成されていますが、AKI発生頻度は両群とも35%程度で有意さは認められませんでした。血液浄化施行率、ICU死亡率などのsecondary outcomeにも有意差は認められず、1.4%重炭酸ナトリウムによる予防効果は認められませんでした。

2017年5月23日 (火)

全身麻酔と軽度認知機能低下の関連

Sprung J, Roberts RO, Knopman DS, Price LL, Schulz HP, Tatsuyama CL, Weingarten TN, Schroeder DR, Hanson AC, Petersen RC, Warner DO: Mild Cognitive Impairment and Exposure to General Anesthesia for Surgeries and Procedures: A Population-Based Case-Control Study. Anesth Analg 2017; 124: 1277-1290

米国の研究者がまとめたretrospective studyで、軽度認知機能低下(MCI)の発症率、有病率を調査するために作成されたdatabaseを用いて、全身麻酔とMCIの関連を検討しています。40歳以降database組み入れまでに行われた全身麻酔が対象となっています。MCIを有する387症例とMCIを有しない774症例が検討対象であり、database組み入れ時の平均年齢は81歳と記載されています。結果として40 歳以降の全身麻酔の既往はMCIのリスク因子ではないことが示されています。

2017年5月22日 (月)

Presepsinは心臓外科術後患者のリスク評価に有用である。

Bomberg H, Klingele M, Wagenpfeil S, Spanuth E, Volk T, Sessler DI, Schafers HJ, Groesdonk HV: Presepsin (sCD14-ST) Is a Novel Marker for Risk Stratification in Cardiac Surgery Patients. Anesthesiology 2017; 126: 631-642

ドイツの研究者が行ったobservational studyで、心臓血管外科患者において術前のpresepsin濃度上昇と予後の関連を調査しています。presepsinはendtoxin受容体であるCD14が遊離したタンパクで単球の活性化を反映するmarkerと考えられています。約850症例で検討した結果、術後30日、6ヶ月および2年で死亡した症例では術前presepsin濃度がすでに上昇していることが示されています。結論では術前presepsin濃度は予後予測に有用であると述べられています。

«リクルートメント手技の程度が術後肺合併症に及ぼす影響の比較

過去の記事

近況報告

  • 日本麻酔科学会@神戸
    1日目の共催セミナーおよび2日目の輸液のシンポジウムに多数ご参加いただきありがとうございました。
  • J Intensive Care
    本年もreviewer of the yearに選んでいただきました。
  • 2017年
    10年目になりました。引き続きよろしくお願いします。
  • 臨床麻酔学会@高知
    臨床麻酔学会でのシンポジウムおよび教育講演に多数ご参加頂きありがとうございました。
  • 著書出版
    稲田英一先生監修の新麻酔科研修の素朴な疑問に答えます、という書籍が出版されました。管理人は輸液に関する項目を分担執筆しています。
  • 著書刊行
    稲田英一先生の監修による麻酔科クリニカルクエスチョン101という書籍が刊行されました(診断と治療社)。管理人は輸液の指標、尿量減少時の鑑別診断という項を執筆しました。
  • 日本麻酔科学会
    金曜日朝のリフレッシャーコースおよび土曜日のランチョンセミナーに多数ご参加いただきありがとうございます。
  • Journal of Intensive Care
    本年もJournal of intensive careのreviewer of the yearに選んで頂きました。
  • 第31回体液・代謝管理研究会
    体液・代謝管理研究会が無事終了いたしました。ご参加頂いた先生方、ありがとうございました。
  • 2016年
    9年目になりました。本年も宜しくお願いいたします。
  • 臨床麻酔学会教育講演
    10/21(水)9:30amから第4会場での教育講演「侵襲と血液凝固反応」にご来場いただいた先生方、ありがとうございました。
  • 心臓血管麻酔学会ランチョンセミナー
    心臓血管麻酔学会最終日のランチョンセミナーに多数ご参加頂きありがとうございます。
  • 著書刊行
    メディカルサイエンスインターナショナルから循環器急性期診療という書籍が刊行されます。管理人は心拍出量モニタの項を執筆しました。
  • 日本麻酔科学会共催セミナー
    日本麻酔科学会2日目の共催セミナー「人工呼吸中のグラフィックモニタと肺胞リクルートメント手技」に多数ご来場頂きありがとうございました。
  • 著書刊行
    中山書店から刊行された周術期の薬物使用法という書籍で乳酸リンゲル液とHES製剤の稿を分担執筆しました。
  • 著書出版
    管理人が体液・代謝管理の項目を執筆した麻酔科学文献レビュー2015-2016という書籍が学研メディカル秀潤社から発売になりました。
  • 集中治療専門医テキスト第2版
    上記がCD-ROMとして発売になりました。管理人は循環モニタリングの項を執筆しました。
  • reviewers of the year
    Journal of Intensive Careの2014年reviewer of the yearに入れていただきました。
  • 論文掲載
    J Anesthのvolume 29, issue 1に右室拡張末期容量と輸液反応性に関する共著論文が掲載されました。
  • 2015年
    8年目になりました。引き続き宜しくお願いいたします。
  • 臨床麻酔学会
    臨床麻酔学会で11/2午前中の筋弛緩に関するシンポジウムと11/3午前中の循環管理に関するシンポジウムに多数ご参加頂きありがとうございました。
  • 論文掲載
    J Anesthのvolume 28, issue 3に非侵襲的hemoglobin測定装置に関する共著論文が掲載されました。
  • 著書刊行
    メディカルサイエンスインターナショナルから発行された症例で学ぶ周術期の輸液管理という書籍(松永明先生編集)で症例検討1: 結腸癌手術という章を執筆させて頂きました。
  • 日本麻酔科学会@横浜
    日本麻酔科学会学術集会でのリフレッシャーコース、ランチョンセミナーにご来場頂いた読者の皆様、ありがとうございます。
  • 著書刊行
    吸入麻酔薬の肝毒性と腎毒性に関する章を執筆した吸入麻酔(克誠堂出版、山陰先生、平田先生編)という書籍が5月に刊行されました。
  • 論文掲載
    Journal of Anesthesiaのvolume 2にgoal-directed fluid managementに関するobservational studyの結果が掲載されました。
  • 集中治療医学会共催セミナー
    2/28(金)の非観血的血圧測定に関するランチョンセミナーに多数ご参加いただき、ありがとうございました。
  • 論文掲載
    麻酔の2014年2月号にHES 130/0.4(ボルベン)の総説が掲載されました。
  • 体液代謝管理研究会@名古屋
    1/25開催の体液代謝管理研究会に多数のご参加を頂きました。ありがとうございます。 2016年の体液代謝管理研究会の開催を仰せつかりました。宜しくお願いいたします。
  • 2014年
    7年目になりました。引き続きよろしくお願い申し上げます。
  • 臨床麻酔学会
    臨床麻酔学会で、大量出血時の膠質液の適正使用と高リスク患者の輸液管理について発表させていただきました。ご来場頂いた先生方ありがとうございます。
  • 論文掲載
    Anesthesia and Analgesiaの8月号に東邦大学大森病院、日本大学、東京女子医大、慶應大学の先生方と協同で行ったsugammadexの論文が掲載されました。
  • 日本麻酔科学会会長企画
    5/25(土)の11:00amから行われるInternational sessionでCurrent condition of neuromuscular block management in Japan.というtitleで発表させて頂きました。多数のご来場ありがとうございました。
  • 体液代謝管理研究会symposium
    1/26に上記研究会シンポジウムで「動的指標に基づいた輸液管理」に関して発表させて頂きました。ご参加頂いた先生方ありがとうございます。
  • 6年目になりました
    今年から@niftyココログでの掲載となります。 去年までの記事の閲覧は上のlinkを使用してください。
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