2018年10月23日 (火)

高齢患者においてpropofolはsevofluraneよりも認知機能回復の遷延を防止する

Zhang Y, Shan GJ, Zhang YX, Cao SJ, Zhu SN, Li HJ, Ma D, Wang DX. Propofol compared with sevoflurane general anaesthesia is associated with decreased delayed neurocognitive recovery in older adults. Br J Anaesth 2018; 121: 595-604.

2018年10月22日 (月)

股関節、膝関節手術に対して神経幹麻酔の頻度が多い施設では予後が良好か?

Memtsoudis SG, Poeran J, Zubizarreta N, Olson A, Cozowicz C, Morwald EE, Mariano ER, Mazumdar M. Do Hospitals Performing Frequent Neuraxial Anesthesia for Hip and Knee Replacements Have Better Outcomes? Anesthesiology 2018; 129: 428-39.

膝関節および股関節置換術において患者レベルでは神経幹麻酔は全身麻酔と比較して予後が良好であることを示す報告が増加していますが、施設レベルでの差は明らかではありません。米国の研究者がまとめた本研究では、米国550施設からのdataを用いて神経幹麻酔の使用頻度の多い施設と少ない施設での予後の比較、症例数の多寡が予後に及ぼす影響を検討しています。膝関節置換術約81万症例、股関節置換術約37万症例を対象として検討した結果、神経幹麻酔を頻用している施設では医療費が有意に少ないことが示されています。合併症に関しては多重比較を補正した場合に有意差は認められませんが、心血管系合併症、輸血に関しては神経幹麻酔群で少ない傾向が示されています。中規模で、non-teaching hospitalで神経幹麻酔の使用頻度が高いことが示されています。

2018年10月19日 (金)

セフトリアキソン耐性の大腸菌、クレブシエラ血流感染症に対するPiperacillin-TazobactamとMeropenemの比較

Harris PNA, Tambyah PA, Lye DC, et al. Effect of Piperacillin-Tazobactam vs Meropenem on 30-Day Mortality for Patients With E coli or Klebsiella pneumoniae Bloodstream Infection and Ceftriaxone Resistance: A Randomized Clinical Trial. Jama 2018; 320: 984-94.

ceftriaxone耐性大腸菌、クレブシエラはいわゆるESBL産生菌を意味しており、ESBL産生菌に対する1st choiceはcarbapenemですが、carbapenem耐性の予防としてbeta lactamとbeta lactamase inhibitorの合剤(BLBLI)が注目されています。本研究ではESBL産生菌感染症に対してBLBLIがcarbapenemに対して非劣性であるという仮説を検証しています。オーストラリアの研究者が中心となって行った多国籍多施設RCTで、尿路感染症を主体とする約370症例を対象として検討した結果、BLBLIで30日死亡率が有意に高いことが明らかになり、ESBL産生菌に対してはBLBLIによる治療は不適当と結論されています。

2018年10月18日 (木)

重症患者に対するlactoferrin投与による院内感染症の予防

Muscedere J, Maslove DM, Boyd JG, O'Callaghan N, Sibley S, Reynolds S, Albert M, Hall R, Jiang X, Day AG, Jones G, Lamontagne F. Prevention of Nosocomial Infections in Critically Ill Patients With Lactoferrin: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled Study. Crit Care Med 2018; 46: 1450-56.

新生児、小児ではラクトフェリン投与による院内感染症の減少が報告されています。本研究は、カナダで行われた多施設RCTで、人工呼吸を必要とする重症成人患者約210症例を対象としてラクトフェリンの口腔内および経管投与が院内感染症に及ぼす影響をantibiotics free daysを主要評価項目としてplaceboと比較した研究です。投与期間は経管投与が行われている間であり、ラクトフェリン群では中央値が10日と報告されています。院内感染症の発生率は27.8%でantibiotics free daysおよびICU在室期間、90日死亡率などのsecondary outcomeに関して有意差は認められませんでした。

2018年10月11日 (木)

ICU患者における高血糖、血糖変動とせん妄の関連

van Keulen K, Knol W, Belitser SV, van der Linden PD, Heerdink ER, Egberts TCG, Slooter AJC. Diabetes and Glucose Dysregulation and Transition to Delirium in ICU Patients. Crit Care Med 2018; 46: 1444-49.

オランダで行われた単施設prospective studyで、2011年から2016年の間にICUに入室した患者約2700症例を対象として糖尿病の有無、ICU入室中の高血糖、低血糖とせん妄発生との関連を検討しています。せん妄の発生率は糖尿病の有無に関わらず41%で、糖尿病との有意な関連は認められませんでした。一方、糖尿病のない患者において高血糖または同一日における高血糖、低血糖の併存はせん妄の有意なリスク因子であることが示されています。考察では糖尿病患者において血糖変動に対する耐性が存在する可能性が述べられています。

2018年10月 9日 (火)

米国南東部における周術期死亡率の推移

Pollard RJ, Hopkins T, Smith CT, May BV, Doyle J, Chambers CL, Clark R, Buhrman W. Perianesthetic and Anesthesia-Related Mortality in a Southeastern United States Population: A Longitudinal Review of a Prospectively Collected Quality Assurance Data Base. Anesth Analg 2018; 127: 730-35.

ノースカロライナ州の22施設におけるdatabaseを用いて2011年から2016年の間の手術当日から48時間以内の死亡率を検討した報告です。約78万件を対象として検討した結果、死亡は592件、このうちanesthesia-relatedと判断されたのが4例、anesthesia-contributoryと判定されたのが18例で、それぞれ10万症例あたり0.5、2.3と計算されています。anesthesia-related mortalityの多くは誤嚥、anesthesia-contributory mortalityの原因は心血管系病態であったことが示されています。

2018年10月 5日 (金)

心臓外科患者に対する輸血戦略が6ヶ月後の予後に及ぼす影響

Mazer CD, Whitlock RP, Fergusson DA, Belley-Cote E, Connolly K, Khanykin B, Gregory AJ, de Medicis E, Carrier FM, McGuinness S, Young PJ, Byrne K, Villar JC, Royse A, Grocott HP, Seeberger MD, Mehta C, Lellouche F, Hare GMT, Painter TW, Fremes S, Syed S, Bagshaw SM, Hwang NC, Royse C, Hall J, Dai D, Mistry N, Thorpe K, Verma S, Juni P, Shehata N. Six-Month Outcomes after Restrictive or Liberal Transfusion for Cardiac Surgery. N Engl J Med 2018.

2017年にN Engl J Medに掲載されたTRICS III trialの2次解析です。輸血戦略による28日死亡率には差がないというのが主解析の結果でしたが、2次解析では6ヶ月まで予後をfollow upしています。約5000症例を対象として検討した結果、6ヶ月までの長期予後に関しても輸血戦略による予後の差は認められませんでした。75歳未満、75歳以上で分けたsubgroup解析では、高齢患者で制限的輸血戦略が予後を改善し、非高齢患者では逆の結果となることが示されています。

2018年10月 4日 (木)

敗血症性ショック患者への超早期理学療法が骨格筋機能に及ぼす影響

Hickmann CE, Castanares-Zapatero D, Deldicque L, Van den Bergh P, Caty G, Robert A, Roeseler J, Francaux M, Laterre PF. Impact of Very Early Physical Therapy During Septic Shock on Skeletal Muscle: A Randomized Controlled Trial. Crit Care Med 2018; 46: 1436-43.

ベルギーのLeuven大学で行われたRCTで、敗血症性ショック患者18症例に対して入院直後から1週間行う理学療法が骨格筋の筋肉量、筋肉の分解に及ぼす影響を比較しています。対照群でもベッド上での他動運動、車椅子への移乗などが行われていますが、介入群ではさらにベッド上での能動的・他動的自転車漕ぎが追加されています。結果として介入により1週間後の大腿四頭筋断面積の減少が有意に小さく、筋肉の分解に関与しているubiquitine-proteasome系の過剰活性が抑制されていることが示されています。

2018年10月 2日 (火)

非心臓手術患者における術前ARBおよびACEI継続と中止での予後比較

Hollmann C, Fernandes NL, Biccard BM. A Systematic Review of Outcomes Associated With Withholding or Continuing Angiotensin-Converting Enzyme Inhibitors and Angiotensin Receptor Blockers Before Noncardiac Surgery. Anesth Analg 2018; 127: 678-87.

南アフリカの研究者がまとめたmeta解析で、5編のRCT、4編のobservational studyを対象として、非心臓手術患者におけるARB、ACEI継続が予後に及ぼす影響を検討しています。結果としてARB、ACEI継続は麻酔中の低血圧の発生リスクを30%増加させますが、術後死亡率には有意差がないことが示されています。心血管系合併症、AKIなどについてはdataが少なく、解析出来なかったと述べられています。結語では型どおり大規模RCTが必要とまとめられています。

2018年10月 1日 (月)

心臓手術患者における術後せん妄発症後の認知機能低下

Brown CHt, Probert J, Healy R, Parish M, Nomura Y, Yamaguchi A, Tian J, Zehr K, Mandal K, Kamath V, Neufeld KJ, Hogue CW. Cognitive Decline after Delirium in Patients Undergoing Cardiac Surgery. Anesthesiology 2018; 129: 406-16.

米国の研究者が行ったprospective studyで、心臓外科患者140症例を対象として術後のせん妄と手術1ヶ月後の認知機能の関連を検討した報告です。術後せん妄の発生率は53%で、せん妄を来した症例は術前の認知機能が有意に低いことが示されています。またせん妄を生じた患者は1ヶ月後の認知機能、とくにpsychomotor機能とvisuoconstruction機能の低下が著明であったことが示されています。一方、108症例で1年後の認知機能を追跡した結果、processing speed以外は術前まで回復していたと述べられています。

2018年9月28日 (金)

血管外科手術患者における術後心筋傷害

Biccard BM, Scott DJA, Chan MTV, et al. Myocardial Injury After Noncardiac Surgery (MINS) in Vascular Surgical Patients: A Prospective Observational Cohort Study. Ann Surg 2018; 268: 357-63.

非心臓手術患者における心筋傷害を解析したVISION studyの2次解析で、血管外科手術患者に関してのsubgroup解析の結果を報告しています。original studyの結果は2014年のAnesthesiologyに掲載されています。血管外科手術患者約500症例を対象として解析した結果、高感度troponin Tが上昇し、MINSと診断された患者は19%で、これらの患者群での30日死亡率が12.5%と有意に高いことが示されています。また、MINS患者のうち臨床症状がない症例が74%に達することが示されています。

2018年9月27日 (木)

ICU患者に対するアミノ酸投与の効果は腎機能に依存する

Zhu R, Allingstrup MJ, Perner A, Doig GS. The Effect of IV Amino Acid Supplementation on Mortality in ICU Patients May Be Dependent on Kidney Function: Post Hoc Subgroup Analyses of a Multicenter Randomized Trial. Crit Care Med 2018; 46: 1293-301.

オーストラリアとニュージーランドで行われたNephro protective trialの2次解析で、enroll前の腎機能およびAKI発症リスクの有無が重症患者に対するアミノ酸投与の効果に影響があるかどうかを解析しています。original trialの結果は2015年のIntensive Care Medに掲載されており、主要評価項目である90日死亡率には有意差がありませんでした。約470症例を対象として解析した結果、enroll前の腎機能障害がなく、AKI発症リスクが小さい症例群では有意に死亡率を改善することが示されています。

2018年9月25日 (火)

高齢者の全身麻酔が長期的な認知機能に及ぼす影響

Schulte PJ, Roberts RO, Knopman DS, Petersen RC, Hanson AC, Schroeder DR, Weingarten TN, Martin DP, Warner DO, Sprung J. Association between exposure to anaesthesia and surgery and long-term cognitive trajectories in older adults: report from the Mayo Clinic Study of Aging. Br J Anaesth 2018; 121: 398-405.

米国の研究者がまとめたprospective studyで、 Mayo clinicが管理している高齢者認知機能に関するdatabaseを用いて、全身麻酔下での手術が認知機能の経時的変化に及ぼす影響を検討しています。認知機能はほぼ15ヶ月おき5回程度の評価が行われています。70歳から91歳までの患者約1800症例を手術なし、database組み入れ前の全身麻酔歴あり、database組み入れ後の全身麻酔歴あり、の3群に分けて認知機能の推移を検討した結果、低下する傾きが手術なし群と比較してdatabase組み入れ前の全身麻酔歴あり、database組み入れ後の全身麻酔歴あり群では有意に大きいことが示されています。経時的な変化よりも個人差が大きい点には注意が必要ですが、軽度認知機能低下がある患者では臨床的意義があると結論されています。

2018年9月21日 (金)

院外心停止患者に対するepinephrine投与

Perkins GD, Ji C, Deakin CD, Quinn T, Nolan JP, Scomparin C, Regan S, Long J, Slowther A, Pocock H, Black JJM, Moore F, Fothergill RT, Rees N, O'Shea L, Docherty M, Gunson I, Han K, Charlton K, Finn J, Petrou S, Stallard N, Gates S, Lall R. A Randomized Trial of Epinephrine in Out-of-Hospital Cardiac Arrest. N Engl J Med 2018; 379: 711-21.

英国で行われたRCTで、院外心停止患者約8000症例を対象として、救急隊員によるepinephrine投与が30日死亡率に及ぼす影響を、生食を対照として検討しています。結果として自己心拍再開、30日死亡率はepinephrine群で有意に良好でしたが、numbers needed to treatが120名と臨床的な意義は必ずしも大きくないことが示されています。また、良好な神経学的予後が得られた症例数には有意差がなく、epinephrineで蘇生した症例では重篤な障害が回避できないことが明らかになっています。

2018年9月20日 (木)

超音波による敗血症性AKIにおける微小循環異常の検出

Lima A, van Rooij T, Ergin B, Sorelli M, Ince Y, Specht PAC, Mik EG, Bocchi L, Kooiman K, de Jong N, Ince C. Dynamic Contrast-Enhanced Ultrasound Identifies Microcirculatory Alterations in Sepsis-Induced Acute Kidney Injury. Crit Care Med 2018; 46: 1284-92.

敗血症に関連して急性腎傷害(AKI)が高頻度に発生することは知られていますが、その機序として腎臓の微小循環の傷害が注目されています。オランダの研究者が行った本研究ではブタの敗血症モデルを用いて超音波によって血管内に投与したmicrobubbleの動態を評価することによって腎臓の微小循環障害を定量的に評価しています。結果としてブタ敗血症モデルにおいて平均動脈圧の回復を指標とした蘇生によって心拍出量は回復しますが、腎血流および微小循環異常の改善は認められないことが示されています。

2018年9月18日 (火)

妊婦における脈圧と頸動脈血流速度を用いた血管内容量の評価

Lappen JR, Myers SA, Bolden N, Shaman Z, Angirekula V, Chien EK. Pulse Pressure and Carotid Artery Doppler Velocimetry as Indicators of Maternal Volume Status: A Prospective Cohort Study. Anesth Analg 2018; 127: 457-64.

米国の研究者が行ったobservational studyで、妊娠35週以上の妊婦33症例を対象として術前の脈圧と下肢挙上テストによる頸動脈の径および流速変化の関連を検討しています。術前の脈圧が50mmHg以上の循環血液量非低下群と術前脈圧45mmHg未満の循環血液量減少群で比較したところ、循環血液量減少群では下肢挙上テストによって頸動脈の径および流速の有意な増加が認められています。結論では脈圧の大小による輸液反応性評価が有用であると述べられています。

2018年9月14日 (金)

院外心停止患者に対する声門上器具使用と気管挿管が機能的予後に及ぼす影響

Benger JR, Kirby K, Black S, Brett SJ, Clout M, Lazaroo MJ, Nolan JP, Reeves BC, Robinson M, Scott LJ, Smartt H, South A, Stokes EA, Taylor J, Thomas M, Voss S, Wordsworth S, Rogers CA. Effect of a Strategy of a Supraglottic Airway Device vs Tracheal Intubation During Out-of-Hospital Cardiac Arrest on Functional Outcome: The AIRWAYS-2 Randomized Clinical Trial. Jama 2018; 320: 779-91.

英国で行われたRCTで、院外心停止患者約9000症例を対象として、蘇生時の気道確保として声門上器具と気管挿管で生存退院時の機能的予後を比較した報告です。英国では声門上器具としてiGelが最も普及しているためiGelを用いたと記載されています。全症例を対象とした解析では退院時の機能的予後はほとんど差がありませんでした。一方、気道確保を必要とした症例に限定したsubgroup analysisでは声門上器具を使用した群で、予後が良好であることが示されています。誤嚥の発生頻度には群間差は認められませんでした。

2018年9月13日 (木)

ICU患者における準連続的血糖測定による血糖管理安全性の向上

Preiser JC, Lheureux O, Thooft A, Brimioulle S, Goldstein J, Vincent JL. Near-Continuous Glucose Monitoring Makes Glycemic Control Safer in ICU Patients. Crit Care Med 2018; 46: 1224-29.

ベルギーで行われたRCTで、77例のICU患者を対象として準連続的血糖測定によって70mg/dl未満の低血糖および血糖の過剰な変動が減少するかどうかを検証した報告です。施設内の4つのICUで準連続的血糖測定の結果をunblindするか、blindとするかで2群に分け、準連続的血糖測定には末梢血管内にカテーテルを留置するタイプの測定器(GlucoClear, Edwards)を使用し、該当施設におけるインスリン投与アルゴリズムを用いた血糖管理が行われています。結果として70mg/dl未満の低血糖の頻度が有意に低下し、準連続的血糖測定によって血糖管理の安全性が向上したと結論されています。

2018年9月11日 (火)

非心臓手術における非侵襲的連続血圧測定に関するRCT

Maheshwari K, Khanna S, Bajracharya GR, Makarova N, Riter Q, Raza S, Cywinski JB, Argalious M, Kurz A, Sessler DI. A Randomized Trial of Continuous Noninvasive Blood Pressure Monitoring During Noncardiac Surgery. Anesth Analg 2018;127:424-31.

米国の研究者が行ったRCTで、ASA PS 3または4で中程度以上の手術を受ける患者316症例を対象として術中非観血的連続血圧測定(ClearSight, Edwards)の使用によってMAP<65mmHgの持続時間および程度(time weighted average)が減少するかどうかを検証しています。対照群でもClearSightを使用していますが、結果を担当麻酔科にblindとしています。結果として対照群と比較してMAP<65mmHgのTWAが有意に減少することが示されています。この差は4時間の手術においてMAP 63mmHgが13分持続したことに相当すると考察されています。

2018年9月10日 (月)

手術室とICUでの気管挿管の状況に関する観察研究

Taboada M, Doldan P, Calvo A, Almeida X, Ferreiroa E, Baluja A, Carinena A, Otero P, Caruezo V, Naveira A, Otero P, Alvarez J. Comparison of Tracheal Intubation Conditions in Operating Room and Intensive Care Unit: A Prospective, Observational Study. Anesthesiology 2018; 129: 321-28.

スペインの研究者が行ったobservational studyで、33ヶ月の研究期間に手術室とICUで気管挿管が行われた208症例を対象としてCormack-Lahane classificationの変化および初回挿管成功率、低血圧、低酸素血症等の発生率を比較した報告です。ICUで挿管が必要となった理由の大多数は呼吸不全で、63%の症例で非侵襲的人工呼吸が行われていたと記載されています。ICUでの挿管では有意にCormack-Lahane classificationが低下し、これと初回挿管成功率、合併症発生率の間には負の有意な相関が認められています。考察ではICUの挿管成功率が低下する原因として喉頭の視野が不良が原因であると述べられています。

«院外心停止患者における気管挿管またはlaryngeal tube挿入が72時間生存率に関する比較

過去の記事

近況報告

  • Web seminar
    9/25夕方、大塚製薬工場さん主催のweb seminarで「生理学でひもとく最近の周術期循環管理」という内容で発表させていただきました。再放送も予定されているとのことですので、ご興味のある方は大塚製薬工場の担当者にご相談ください。
  • 病院移転
    6/16に行われた管理人の施設の移転が地上波で放送されることになりました(7/27夜NHK)。
  • 病院移転
    管理人の勤務先の新病院への移転が6/16に行われ、無事終了いたしました。
  • 集中治療医学会@幕張
    2/22(木)の午後のCTG委員会企画のシンポジウムに多数ご参加頂きありがとうございます。
  • Journal of intensive care
    今年もreviewer of the yearに選んでいただいたようです。
  • 2018年
    11年目になります。引き続きよろしくお願いいたします。
  • 日本麻酔科学会@神戸
    1日目の共催セミナーおよび2日目の輸液のシンポジウムに多数ご参加いただきありがとうございました。
  • J Intensive Care
    本年もreviewer of the yearに選んでいただきました。
  • 2017年
    10年目になりました。引き続きよろしくお願いします。
  • 臨床麻酔学会@高知
    臨床麻酔学会でのシンポジウムおよび教育講演に多数ご参加頂きありがとうございました。
  • 著書出版
    稲田英一先生監修の新麻酔科研修の素朴な疑問に答えます、という書籍が出版されました。管理人は輸液に関する項目を分担執筆しています。
  • 著書刊行
    稲田英一先生の監修による麻酔科クリニカルクエスチョン101という書籍が刊行されました(診断と治療社)。管理人は輸液の指標、尿量減少時の鑑別診断という項を執筆しました。
  • 日本麻酔科学会
    金曜日朝のリフレッシャーコースおよび土曜日のランチョンセミナーに多数ご参加いただきありがとうございます。
  • Journal of Intensive Care
    本年もJournal of intensive careのreviewer of the yearに選んで頂きました。
  • 第31回体液・代謝管理研究会
    体液・代謝管理研究会が無事終了いたしました。ご参加頂いた先生方、ありがとうございました。
  • 2016年
    9年目になりました。本年も宜しくお願いいたします。
  • 臨床麻酔学会教育講演
    10/21(水)9:30amから第4会場での教育講演「侵襲と血液凝固反応」にご来場いただいた先生方、ありがとうございました。
  • 心臓血管麻酔学会ランチョンセミナー
    心臓血管麻酔学会最終日のランチョンセミナーに多数ご参加頂きありがとうございます。
  • 著書刊行
    メディカルサイエンスインターナショナルから循環器急性期診療という書籍が刊行されます。管理人は心拍出量モニタの項を執筆しました。
  • 日本麻酔科学会共催セミナー
    日本麻酔科学会2日目の共催セミナー「人工呼吸中のグラフィックモニタと肺胞リクルートメント手技」に多数ご来場頂きありがとうございました。
  • 著書刊行
    中山書店から刊行された周術期の薬物使用法という書籍で乳酸リンゲル液とHES製剤の稿を分担執筆しました。
  • 著書出版
    管理人が体液・代謝管理の項目を執筆した麻酔科学文献レビュー2015-2016という書籍が学研メディカル秀潤社から発売になりました。
  • 集中治療専門医テキスト第2版
    上記がCD-ROMとして発売になりました。管理人は循環モニタリングの項を執筆しました。
  • reviewers of the year
    Journal of Intensive Careの2014年reviewer of the yearに入れていただきました。
  • 論文掲載
    J Anesthのvolume 29, issue 1に右室拡張末期容量と輸液反応性に関する共著論文が掲載されました。
  • 2015年
    8年目になりました。引き続き宜しくお願いいたします。
  • 臨床麻酔学会
    臨床麻酔学会で11/2午前中の筋弛緩に関するシンポジウムと11/3午前中の循環管理に関するシンポジウムに多数ご参加頂きありがとうございました。
  • 論文掲載
    J Anesthのvolume 28, issue 3に非侵襲的hemoglobin測定装置に関する共著論文が掲載されました。
  • 著書刊行
    メディカルサイエンスインターナショナルから発行された症例で学ぶ周術期の輸液管理という書籍(松永明先生編集)で症例検討1: 結腸癌手術という章を執筆させて頂きました。
  • 日本麻酔科学会@横浜
    日本麻酔科学会学術集会でのリフレッシャーコース、ランチョンセミナーにご来場頂いた読者の皆様、ありがとうございます。
  • 著書刊行
    吸入麻酔薬の肝毒性と腎毒性に関する章を執筆した吸入麻酔(克誠堂出版、山陰先生、平田先生編)という書籍が5月に刊行されました。
  • 論文掲載
    Journal of Anesthesiaのvolume 2にgoal-directed fluid managementに関するobservational studyの結果が掲載されました。
  • 集中治療医学会共催セミナー
    2/28(金)の非観血的血圧測定に関するランチョンセミナーに多数ご参加いただき、ありがとうございました。
  • 論文掲載
    麻酔の2014年2月号にHES 130/0.4(ボルベン)の総説が掲載されました。
  • 体液代謝管理研究会@名古屋
    1/25開催の体液代謝管理研究会に多数のご参加を頂きました。ありがとうございます。 2016年の体液代謝管理研究会の開催を仰せつかりました。宜しくお願いいたします。
  • 2014年
    7年目になりました。引き続きよろしくお願い申し上げます。
  • 臨床麻酔学会
    臨床麻酔学会で、大量出血時の膠質液の適正使用と高リスク患者の輸液管理について発表させていただきました。ご来場頂いた先生方ありがとうございます。
  • 論文掲載
    Anesthesia and Analgesiaの8月号に東邦大学大森病院、日本大学、東京女子医大、慶應大学の先生方と協同で行ったsugammadexの論文が掲載されました。
  • 日本麻酔科学会会長企画
    5/25(土)の11:00amから行われるInternational sessionでCurrent condition of neuromuscular block management in Japan.というtitleで発表させて頂きました。多数のご来場ありがとうございました。
  • 体液代謝管理研究会symposium
    1/26に上記研究会シンポジウムで「動的指標に基づいた輸液管理」に関して発表させて頂きました。ご参加頂いた先生方ありがとうございます。
  • 6年目になりました
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