« 大腸がん手術患者における術前換気効率低下は予後不良と関連する | トップページ | 大腸がん手術患者におけるERAS適応と術後合併症との関連 »

2019年9月26日 (木)

持続的筋弛緩をうけた患者における早期経腸栄養

 Ohbe H, Jo T, Matsui H, Fushimi K, Yasunaga H. Early Enteral Nutrition in Patients Undergoing Sustained Neuromuscular Blockade: A Propensity-Matched Analysis Using a Nationwide Inpatient Database. Critical care medicine 2019;47:1072-80.

日本のDPC dataを用いたretrospective studyで、持続的に筋弛緩薬の投与をうけた重症患者における経腸栄養の開始時期が予後に及ぼす影響を解析しています。2010年から20016年の間のDPC dataからrocuroniumあるいはvecuroniumを2日以上相当量投与された約1200症例を対象として傾向スコアマッチングを用いて早期経腸栄養開始群と開始遅延群に分けて解析しています。対象患者の約16%が筋弛緩薬投与から2日以内に経腸栄養を開始した早期経腸栄養開始群であり、院内死亡率、入院期間は有意に早期経腸栄養開始群で良好、肺炎の発生率には差が無いことが示されています。

 

« 大腸がん手術患者における術前換気効率低下は予後不良と関連する | トップページ | 大腸がん手術患者におけるERAS適応と術後合併症との関連 »

Retrospective study」カテゴリの記事

過去の記事

近況報告

  • 体液代謝管理研究会
    2/22(土)に昭和大学で体液代謝管理研究会が開催されます。管理人は共催セミナーで「輸液は腎臓を守れるか」というタイトルで発表させていただきます。多数のご参加をお待ちしております。
  • 2020年
    13年目になりました。引き続きよろしくお願いいたします。
  • 臨床麻酔学会シンポジウム
    11/8(金)午後の筋弛緩に関するシンポジウムに多数のご参加いただきありがとうございました。
  • 第66回日本麻酔科学会
    初日の午後のシンポジウムおよび最終日のリフレッシャーコースで発表させていただきます。2日目の学術委員会企画でも座長を仰せつかっております。多数のご参加をお待ちしております。
  • 集中治療医学会@京都
    第20会場でのICUモニタリングup-to-dateというシンポジウムに多数ご参加いただきありがとうございました。
  • J Intensive Care
    本年もreviewer of the yearに選んでいただきました。
  • 麻酔科研修ノート第3版
    稲田先生、上村先生、土田先生、村川先生編集による第3版が刊行されました。管理人も3項目執筆いたしました。
  • 2019年
    12年目になりました。ひきつづきよろしくお願いいたします。
  • Web seminar
    9/25夕方、大塚製薬工場さん主催のweb seminarで「生理学でひもとく最近の周術期循環管理」という内容で発表させていただきました。再放送も予定されているとのことですので、ご興味のある方は大塚製薬工場の担当者にご相談ください。
  • 病院移転
    6/16に行われた管理人の施設の移転が地上波で放送されることになりました(7/27夜NHK)。
2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ