« せん妄発生リスクの高い重症患者に対する予防的ハロペリドール投与の効果 | トップページ | 敗血症における高乳酸血症の解析 »

2019年10月 1日 (火)

術後ICU入室が術後入院期間と医療費に及ぼす影響

Thevathasan T, Copeland CC, Long DR, et al. The Impact of Postoperative Intensive Care Unit Admission on Postoperative Hospital Length of Stay and Costs: A Prespecified Propensity-Matched Cohort Study. Anesthesia and analgesia 2019;129:753-61.

米国の研究者がまとめたretrospective studyで、外科手術後のICU入室と術後入院期間、医療費の関連を重症度別に解析しています。MGHで外科手術をうけた約6万5千症例のうち7.8%が術後ICUに入室しています。傾向スコアマッチングでICU入室患者と非入室患者それぞれ3530症例を抽出し、重症度別に3分割して解析しています。軽症に分類された群ではICU入室によって入院期間が延長するとともに医療経費が増加しています。一方、重症群ではICU入室によって入院期間が短縮するとともに医療経費が減少しています。特に重症例で当初病棟で術後管理を行い、ICU入室となった場合がもっとも入院期間、医療費が増加することが示されています。

 

« せん妄発生リスクの高い重症患者に対する予防的ハロペリドール投与の効果 | トップページ | 敗血症における高乳酸血症の解析 »

Retrospective study」カテゴリの記事

過去の記事

近況報告

  • 体液代謝管理研究会
    2/22(土)に昭和大学で体液代謝管理研究会が開催されます。管理人は共催セミナーで「輸液は腎臓を守れるか」というタイトルで発表させていただきます。多数のご参加をお待ちしております。
  • 2020年
    13年目になりました。引き続きよろしくお願いいたします。
  • 臨床麻酔学会シンポジウム
    11/8(金)午後の筋弛緩に関するシンポジウムに多数のご参加いただきありがとうございました。
  • 第66回日本麻酔科学会
    初日の午後のシンポジウムおよび最終日のリフレッシャーコースで発表させていただきます。2日目の学術委員会企画でも座長を仰せつかっております。多数のご参加をお待ちしております。
  • 集中治療医学会@京都
    第20会場でのICUモニタリングup-to-dateというシンポジウムに多数ご参加いただきありがとうございました。
  • J Intensive Care
    本年もreviewer of the yearに選んでいただきました。
  • 麻酔科研修ノート第3版
    稲田先生、上村先生、土田先生、村川先生編集による第3版が刊行されました。管理人も3項目執筆いたしました。
  • 2019年
    12年目になりました。ひきつづきよろしくお願いいたします。
  • Web seminar
    9/25夕方、大塚製薬工場さん主催のweb seminarで「生理学でひもとく最近の周術期循環管理」という内容で発表させていただきました。再放送も予定されているとのことですので、ご興味のある方は大塚製薬工場の担当者にご相談ください。
  • 病院移転
    6/16に行われた管理人の施設の移転が地上波で放送されることになりました(7/27夜NHK)。
2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ