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2020年6月26日 (金)

急性腎傷害患者における血液浄化法の開始時期

Gaudry S, Hajage D, Benichou N, Chaïbi K, Barbar S, Zarbock A et al: Delayed versus early initiation of renal replacement therapy for severe acute kidney injury: a systematic review and individual patient data meta-analysis of randomised clinical trials. Lancet (London, England) 2020, 395:1506-15.

フランスの研究者がまとめたmeta解析で、重症患者における腎代替療法の開始時期が生命予後に及ぼす影響を10編のRCTを用いて解析しています。同様のmeta解析はすでに報告されていますが、本研究では古い報告を対象外としている点、腎機能が自発的に改善し、結果として腎代替療法を必要としなかった症例を含んでいる点を特徴としています。28日死亡率が報告されている約1700症例を対象として解析した結果、28日死亡率は両群とも44%で有意差が認められませんでした。その他の2次評価項目にも有意差が認められておらず、腎代替療法開始時期は予後に影響しないことが示されています。考察では代謝性の緊急事態がない場合は、腎代替療法の開始を急ぐ必要はないと述べられています。

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