« 重症患者における活動性せん妄、非活動性せん妄と認知機能の関連 | トップページ | 次回更新 »

2020年7月31日 (金)

創部感染症の発生率に関するolanexidineとpovidone iodineの比較

Obara H, Takeuchi M, Kawakubo H, Shinoda M, Okabayashi K, Hayashi K et al: Aqueous olanexidine versus aqueous povidone-iodine for surgical skin antisepsis on the incidence of surgical site infections after clean-contaminated surgery: a multicentre, prospective, blinded-endpoint, randomised controlled trial. The Lancet Infectious diseases 2020.

日本の研究者が行った多施設RCTで、外科手術患者における消毒薬としてolanexidineとpovidone iodineを比較した報告です。消化管、肝胆膵手術患者約600症例を対象として、30日以内の創部感染症の頻度を比較しています。結果としてpovidone iodine群でのSSI頻度が13.3%であったのに対して、olanexidine群では7%で、統計学的有意差が認められています。SSIの深度別ではsuperficial infectionを有意に減少させる効果が示されています。subgroup解析ではリスクの少ない群で有意差が大きい傾向が認められています。

 

« 重症患者における活動性せん妄、非活動性せん妄と認知機能の関連 | トップページ | 次回更新 »

Prospective study」カテゴリの記事

過去の記事

近況報告

  • 体液代謝管理研究会
    2/22(土)に昭和大学で体液代謝管理研究会が開催されます。管理人は共催セミナーで「輸液は腎臓を守れるか」というタイトルで発表させていただきます。多数のご参加をお待ちしております。
  • 2020年
    13年目になりました。引き続きよろしくお願いいたします。
  • 臨床麻酔学会シンポジウム
    11/8(金)午後の筋弛緩に関するシンポジウムに多数のご参加いただきありがとうございました。
  • 第66回日本麻酔科学会
    初日の午後のシンポジウムおよび最終日のリフレッシャーコースで発表させていただきます。2日目の学術委員会企画でも座長を仰せつかっております。多数のご参加をお待ちしております。
  • 集中治療医学会@京都
    第20会場でのICUモニタリングup-to-dateというシンポジウムに多数ご参加いただきありがとうございました。
  • J Intensive Care
    本年もreviewer of the yearに選んでいただきました。
  • 麻酔科研修ノート第3版
    稲田先生、上村先生、土田先生、村川先生編集による第3版が刊行されました。管理人も3項目執筆いたしました。
  • 2019年
    12年目になりました。ひきつづきよろしくお願いいたします。
  • Web seminar
    9/25夕方、大塚製薬工場さん主催のweb seminarで「生理学でひもとく最近の周術期循環管理」という内容で発表させていただきました。再放送も予定されているとのことですので、ご興味のある方は大塚製薬工場の担当者にご相談ください。
  • 病院移転
    6/16に行われた管理人の施設の移転が地上波で放送されることになりました(7/27夜NHK)。
2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ